英検準1級や1級を目指すなら英英辞書(紙)は必要?
私は、YESです。
単語の意味を調べるだけなら、英和・和英でも充分と思っている方にこそお伝えしたいです。
英字新聞を読んでいてわからない単語があるから、英英辞書を調べる・・・では終わらない魅力と学習効果を英英辞書は備えているのです。
それをこれからご紹介します。
英英辞書の醍醐味、寄り道!
ある単語を調べたあとに、ぺらぺらと適当にページをめくって、たまたま見つけた単語の意味を調べていくうちに、どんどん単語量が増えていくようになっていきます。
それを可能にするのは、やはり単語一つ一つに書かれてある魅力的な情報です。
英英辞書は単語を脳に詰め込ませようとするのではなく、
読み物として長い間辞書にふれてもらえるように設計されています。
そのため、「compensateは補償するって意味で、前置詞はforで」など根詰めて読むものではなく、散歩するようにゆっくりゆっくりと自分のペースで探索していくものなのです。
単語を調べるだけで、英文読解に効果的!?
もちろんのこと英英辞書は、単語の意味が英語で書かれているためリーディング練習にもなります。
ただなかには、
定義が英語で書かれているから頭に定着するかな・・・
難しい英語で書いてあるんだろうな・・・のような不安を感じている方もいるかとは思います。
英検3級または準2級以上の方であれば、読んで理解できる内容です。
言葉の定義を多読をすることで、単語の意味を知るだけでなく、長文読解にも効果的です!
一石二鳥!
単語の類義語や使い方、コロケーションまで網羅!
たとえば、compensate(補償する、補う)を調べると・・・
Compensate sn for st:~のために、~の分を補償する
The government compensated the victims for their loss of assets.
政府は被害者のために資産損失分を補償した。(私が作文しました)
例文が載っているので、どのような文章で使用されるかがわかります。
compensateは硬い言葉なので、日常では同じ意味のmake up forを使いますよ、と単語がcasualかformalかを教えてくれます。
さらに、confidence(自信)という単語を調べると・・・
Confidenceは、have confidence in~(~に自信がある)やrestore confidence(自信を取り戻す)など、
コロケーション(単語同士の適切なつながり)を教えてくれます。