英検作文について

英検作文について

英作文にはふたつのスキルが必要です。

それは、アイデアを出す力と英文を作る力です。

子供たちがライティングに苦手意識を持ってしまう原因は、何の準備もなくいきなり書かせてしまうことにあります。

どうアイデアを出せばいいのか、なにから書けばいいのかが不明瞭なまま書くことになるのでネガティブな感情がわいてしまうのも無理はありません。

コンパスや地図がないなかで広大な土地を歩くことになってしまいます。

そこで今回は、アイデアを出す練習と英文を書く練習についてお話出来ればと思っています。

アイデア

  • 自分が当事者だったらどう思うかを考える!

英検のライティングでは自分の生活とはあまり関係のないトピックが出題される可能性もあります。

また、今まではあまり考える機会のなかった自然環境や人権などの話題も出るかもしれません。

そういったときに、自分がその人の立場だったらどう思うかを考え、意見を出すことが大切です。

たとえば、「生徒たちに留学するように促すべきだと思いますか?」というトピック

こどもだちに「もしみんなが留学しよう!って言われたらどうする?」と自分ごととして捉えるように誘導します。

もしこどもたちが「したい!」や「したくない!」といったら、「なんでそう思うのかな?」と深堀していくことで、こどもが心の中で考えていることを引き出していきます。

そのなかで出てきた意見やアイデアを否定することは避け、考えが出てきたことをほめてあげると良いでしょう。

  • ジャンル

ニュースでは、芸能、政治、生活、スポーツなどに記事が分類されていますよね。

考える時も同じようにそれぞれのジャンルに当てはめて分析すると意見を作りやすくなります。

「コンビニは24時間空いていたほうがいいですか?」というトピック

【自然環境】という観点では、電気の使い過ぎにつながる

【お金】という観点では、お店側は儲かる

【時間】という観点では、従業員の方からすると長時間労働につながる可能性があり、お客さんからすると夜遅くお仕事が終わった後で利用しやすいかもしれません。

「留学するべきですか?」というトピック

【将来】語学力が身につくことで仕事を決める時に選択肢が広がる

【人間関係】様々なバッググラウンドを持った人と会話することでコミュニケーションスキルが身につく

【生活・暮らし】まったく文化が違う中で生活することで苦労する

このように自分の中でジャンルを決めておき、そのジャンルと問題文を照らし合わせて、どういうメリット・デメリットがあるかを考える練習を日ごろから行っておくといい練習になります。

英文を書く練習

知っているかつ使える構文やチャンクの数を増やすことが英作文のカギとなります。

たとえば、It’s… for…to…や動名詞を主語に置くパターン、Ifを使うパターンなど引き出しを増やすことが大切です。

It’s …for…to…という形を覚えておくと、…にさまざまな単語を代入するだけで、色々な意味の文章を作ることが出来ます。

It’s fun for me to play baseball.やIt’s difficult for children to study math.

このような構文やチャンクを知り、いつでも使えるようにしておくことが大切です!