英語の教え方(スピーキングレッスン編)

スピーキングレッスンでは・・・

生徒さんがリラックスしてアウトプットをたくさん行えるような環境づくりやアクティビティが大切です。

CELTAコースや私自身の経験からどのように1レッスンの中で効果的なスピーキングレッスンをお届けできるかご紹介致します。

チャンクを紹介する

チャンク:単語のあつまり決まり文句。

たとえば・・・

「何かを提案するとき」のチャンクには、How about~?(~するのはどうですか?)、Shall we~?Why don’t we~?などがあります。

「 ~ 」のところに色々な単語を代入することで、

いろいろな「~するのはどうですか?」という意味の文を作ることができます。

先生は上の3つの提案を表すチャンクを紹介したうえで、

「パーティーに行きましょう?」や「レストランで食事をしませんか?」って聞くときはどういえばいいかな?と生徒さんに問いかけることで、チャンクに慣れてもらうようにしましょう。

チャンクを使うことに慣れる

チャンクを紹介した直後のアクティビティでは、まずは正しく使うことを意識してもらうようレッスンを進めていきましょう。

たとえば・・・

・友達がどこの国に旅行で行くか迷っているとき、あなただったら何ていうかな?

・日本で旅行している人に何を食べるようにおススメする?など

いきなりロールプレイなど自由度の高いスピーキングタスクを導入すると、正しい使い方が定着しないままでアウトプットをしてしまうことになります。

チャンクをたくさん覚えて、使えるようになると、スラスラと英語を話せるようになります。

ロールプレイ

生徒さん同士、または先生と生徒さんで実際の場面を想定してスピーキングを行っていきます。

英語を正しく使うことだけでなく、パッと使うことができるように練習していきましょう。

たとえば・・・

・クラスメートで旅行の予定を立てる。

・一人がスタッフとなり旅行のプランを提案し、もう一人がお客さんとして賛同や反対を示す。

ポイント

  • ロールプレイに移る前に、準備する時間を2~3分用意しましょう。

生徒さんが何のフレーズを使うか、何を提案しようかなどの考えを整理した状態で開始することができます。

  • 先生は文法的な細かなミスは指摘せず、おだやかに生徒さんの様子を見守りましょう。

もし先生がこれは直したほうがいいと思う文法や表現の違いがあれば、アクティビティが終わった段階でフィードバックをした方がいいです。

その場その場でロールプレイが止められると、テンポ感が悪くなってしまいます。

もちろん、よくできていたところもたくさん頭に残しておき、褒めてあげると生徒さんの自信につながります。