英検対策について・・・

英検に限らず、TOEICやTOEFL、IELTSなど英語の各種試験は、英語力が上がっているかどうかの指標です。

そのため、級ごとに覚える単語、級ごとに求められるリーディング、リスニング、ライティング、スピーキングレベルの高さに違いはありますが、どの級であろうと、英語力を上げるという目標は全英語学習者に共通していることですよね。

どのようなスキルが必要かをこれからご紹介していきたいと思います。

単語力

単語をどう覚えればいいか。これはいつの時代も語学学習者を悩ませてきたテーマだと思います。

英語を学びたいという欲望が強ければ、率先して単語帳を見て覚えることが可能だとは思います。

ただ、幼稚園の年長さんや小学校低学年のおこさまには単語帳を読んで覚えなさいと言っても集中力が続かずに困っているという保護者様も多いのではないでしょうか?

そのため、低年齢のお子様は、短期集中して単語を覚えるやり方よりも、日常的に絵本やアニメ、イラストを通じて単語を少しずつ身につけていくといったやり方が良いと思います。

そして、単語の暗記をもう少し違ったやり方で行いたいという方には、音読やクイズアプリなどで定着していく方法が良いかと思います。

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リーディングとリスニング

リーディングとリスニングは同じレセプティブスキル(受動技能・受動能力)です。

相手の伝えたいこと、情報を受け取る力ということになります。

リーディングとリスニングはそれぞれ2つのサブスキルで構成されており、テキストの「大枠を理解する能力」そして「詳細または特定の情報を選び取る能力」。

たとえば、ポスターに書かれてある題名をみて、趣旨を把握する(大枠)。そして自分に必要な情報、イベントの開催日時や参加条件、何を持参する必要があるかを理解すること(詳細または特定の情報)です。

サブスキルのサブサブスキルには、単語力や文法力、リスニングであれば話者の話す速度や発音に慣れているか、リーディングであれば文章と文章のつながりを把握すること、段落を把握することなどがあります。

自分がどこでつまずいているのかを、分析することで対策をしていくことができます!

たとえばでいいますと、単語の意味が分からず答えるのが難しいのであれば、その級で必要とされる単語をコツコツと学んでいく必要がありますし、音声の速さや発音を聞き取れないのであれば音読が必要になってきます。

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ライティング

ライティングで、一番注目されている部分は構成の部分です。

自分の意見や主張+それを裏付けるもの(具体例や証拠を交えながら+結論

基礎的な文法や構文の運用能力、級が上がれば上がるほど文章のバリエーションが求められていきます(つねに文章を「 I 」ではじめないなど)。

練習のポイント

・解答例を参考にする

解答例などを見て、どこが良いのか?なぜ良い文章なのか?を分析すること。

解答例を参考に、自分の意見で文章を書いてみる。

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スピーキング

英検のスピーキングでは、文章をすらすらと発音よく読めるか、そして状況描写、自分の経験や意見について話す問題が出ますよね。

いま、自分が見えているものを日ごろから英語で表現したり、好きなものや嫌いなものに対する自分の理由を考えたりする習慣を身につけることがとても大切です。

いきなりやってみようとしても、沈黙が多くなってしまったり、自分の思った通りに文章が出てこないことがあるかとは思います。

練習としては・・・

もし文法の部分で不明瞭なところがある場合は、その部分の復習をして、定着するまでアウトプットする必要がありますし、沈黙が多くなってしまう場合はモデルアンサーなどを見て、自分で真似してみたり、お手本を参考にしながら自分なりの意見を組み立ててみるなどがあります。

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まとめ

  • 英検対策(受験テクニック)も大切ですが、総合的な英語力の底上げがより大切
  • 度のスキルが自分は得意で、伸びしろがあるかを分析すること
  • 自分に合った勉強法を見つけ、それを継続すること