英作文の本ランキング1位(個人的)
「ここで差がつく! 英文ライティングの技術---英語は「I」ではじめるな」 鈴木健士著
結論から述べると、この教材を英検1級を受験する前に買っていたら、もっと楽しく、効果的に作文能力を伸ばすことができただろうなと、しぶしぶ感じています。
おすすめする人
- 英検やTOEIC、IELTS、TOEFLなどの各種試験対策
- 練習問題を解きながら、英作文の型を身につけたい方
- 教材をリピートして使っていきたい方
- ライティングスキルは磨きたいが、重い腰が上がらない方
なぜおすすめするか??
①表現のバリエーションが増える!!
英作文を書くときに、It is...for~to...や I thinkなどパターンが限られていて、バリエーションを広げたいと思っている方には最適な本となるでしょう。
日本語では、「ひと」が「ひと」や「もの」に影響を与える表現が多いですが、英語では、「もの」が主語になり、「ひと」や「もの」に作用する表現が数多くあります。
たとえば・・・
The installation of new bypass allowed us to travel smoothly.
日本語で、「新しいバイパスの設置は、私たちがスムーズに移動することを可能にした」
少し直訳調になっておりますが、日本語の頭からこういった英語特有の言い回しを生み出していくのは難しいことですので、こういった教材を利用してどんどん自分の中のバリエーションを増やし、英語らしい文章を作り出せるようになっていきましょう。
②英作文の構成も学ぶことができる!!
鈴木先生が生徒たちと対話しながら英作文を校正していくシークエンスの際には、文章と文章のつながりだけではなく、段落ごとのつながり、そしてどう結論に持っていくかなど、全体的な構成方法も学ぶことができます!
講義のような感じではなく、生徒にどうすればこの文章をよくすることはできるかを問いかけていくスタイルですので、読者の皆様も自分の頭で考えながら読み進めていくことができるでしょう。
私は、この本を勉強することで「良い文章」と「普通の文章」の基準ができました!
③英文法も学ぶことができる!!
「痒いところに手がとどいている」がピッタリとあてはまるものです!
定冠詞と不定冠詞などは、英作文を書いている最中で悩むポイントだと思うのですが、この本を読んでとてもクリアになりました。
ライティングの際に、文法の部分で書く手が止まってしまうのはタイムロスになってしまいますので、過去進行形と過去完了の違いなど、しっかりとわからない部分はクリアにしておきましょう!
まとめ
TOEICや英検、IELTS、TOEFLなどでライティングが必要な方はもちろん、いつかは英作文を学ばなければと思っているが、なかなか取り組む気になれないという方にはとてもお勧めできる本です!
なぜかというと、自分が身についているのがとても実感できるような構成になっているからです。