お子さまが英語の学習習慣を身につける3つの秘訣
英語を勉強している、という感覚にさせないこと
英語を勉強すると聞くと、単語帳や文法書を読み込んだり、問題集を解いたりなどが思い浮かぶと思います。
ただ、幼稚園生や小学校低学年生にいきなりそのような勉強をさせることは現実的に考えて難しいかもしれません。
英会話学習は能力が身についてからも、レベル維持のために日々のインプットそしてアウトプットが必要なため、生涯学習と呼べるものです。
それでは、具体的にはどのように学習習慣を身につけていったらよいのでしょう。
・アニメや絵本を活用する
ペッパ・ピッグ(You Tubeのチャンネル登録者数約3000万人)などのアニメや、「ぐりとぐら」などの絵本作品を上手に活用するとよいでしょう。
子どもが英語がわからなくても、内容に集中しながら、英語に自然と触れるようにするためには、映像や絵だけで内容がわかる作品がおすすめです。
アニメを英語学習に取り入れる際のポイントは、字幕を付けることです。キャラクターのセリフと字幕の英語がリンクすることで、話されている単語の発音やイントネーションの理解が可能になります。
楽しみながらリスニングとスピーキング、リーディング(字幕を付けることで)の能力を伸ばすことができるのです。絵本の場合は、保護者さまが読み聞かせをしてあげると同様の効果を得られます。
・お子さまの好きなものに、英語をすべり込ませること
ポイントは、「好きなことは英語を通じて自然と行っていた」という経験を増やすことが、英語の学習習慣を身につけるうえで大切です。
ディズニーが好きなお子さまの場合ですと、ディズニー映画やアニメを見ていたら、英語を自然とインプットができていたというのが理想でしょう。
おまけ:単語帳を利用して、お子さまに学習してほしい場合は、イラスト付き(できれば音声付き)の単語帳を買うとよいです。
たとえば、かわいいお部屋におもちゃや家具が描かれており、タッチペンで触れると発音が聞けるような本です。
保護者さまが勉強している姿を見せること
人は、環境から大きな影響を受け、自分自身の思考や行動に反映させます。つまり、周りの人たちが何を考え、どう行動し、何を大切にするかが自分の基準となります。いわゆる価値観や習慣のことです。
たとえば、お母さんが本を読んでいる姿を目にすると、「本を読む」という行為はそのお子さまにとって「当たり前」のことになり、習慣化しやすくなります。さらに、読書に夢中になっている様子を見せることで、「本を読むことは楽しいんだ!わたしもやってみようかな」と感情面でも周りからの影響を受けるのです。
無理に英語をしゃべらせようとしない
・幼少期はインプット>アウトプット
幼少期はインプットの時期になります。単語や表現、文型をリスニングやリーディングから吸収することで、将来アウトプットするための蓄える期間といえるでしょう。
赤ちゃんも、パパやママが話すのを聞いて、話し始めますよね。
これと同じことが英語学習の初期段階でも起こっていると考えられています。
そのため、無理に話させる必要はありません。
お気に入りのアニメをみている途中に、台詞を真似して話してみたり、絵本をお母さんやお父さんに読み聞かせてあげようとくれるかもしれません。
忍耐強く待ってあげるとよいでしょう。