英語学習に集中するために

英検やTOEIC、TOEFL、IELTSなどの各種試験に合格したい方は、到達したい点数にたどりつけるか、目標とする級に合格できるかなど、不安や期待感でまじりあった雑念で、なかなか「いま」に集中することができない方も多いのではないでしょうか。

たとえば、自分がやっているこの勉強は本当に役に立っているのだろうかと不安になり、今この瞬間に行っている学習に心が向かず、身が入らないなど。

私自身もこのような感情に襲われたことはありますし、みんなが高校受験の勉強中やスポーツの大会前の練習などで感じることだと思います。

ひとつご紹介したい対策法がありますので、お付き合いしていただけたら幸いです。

モーニングページ

モーニングページというのは、「ずっとやりたかったことを、やりなさい。」ジュリア・キャメロン著 菅靖彦=訳のなかで紹介されていた方法です。

この本ですが、人がより創造的な人間になるためにはどうすればよいかを記しており、世界の著名なアーティストが参考にしている書籍です。著者のスピリチュアル的な思考にはあまりついていくことはできませんでしたが、創造的になる方法は実践的で、とても現実的内容となっています。

モーニングページのやり方

モーニングページは、朝の習慣としてノート3ページを自分の思ったことでただただ埋めていくというものです。

たとえば・・・何も書くことがない場合は、「書くことがない」と書くだけで大丈夫ですし、憂鬱な気分であれば「なんか落ち込んでいるな」とありのままを書いて大丈夫です。

もちろん、何かこういったことを書きたいと思うことがあれば、どんどんページを埋めていってくださって大丈夫です。

このモーニングページのルールとして、「人に見せてはいけない」というものがあります。

というのも、人は他人に対して判断を下す傾向があるので、読んだ人が何かしらの感想を言ってしまう可能性があるからです。良い感想であれ悪い感想であれ、ほかのひとに自分をコントロールされない領域を作ることがとても大事です。

モーニングページの効果

①雑念の排出

モーニングページに自分の感じていること(不安や心配)や考えていることを書いていくことで、内面のデトックスをすることができます。

私たちはふだん、自分にとってほんとに重要なことを考えていることもあれば、有名人に関する記事など自分にとってさほど関連性のない話題について、ぼーっと考えている場合もありますよね。それらを外部に排出することによって、自分の中には本当に大切な考えや感情しか残らないようにすることができるのです。

英語学習中の雑念にこういった不安があると思います。

「この前受けた英検の結果が気になって面接試験の勉強がはかどらない」

こういったときにモーニングページを行って、自分の不安(一次試験受かっているかな)を書き連ねていくと、不安を感じる自分に飽きていき、今この瞬間に集中することが可能になるのです。

つまり、雑念を排出して、自分がいますべきことに集中する自分を作っていくことができるのです。

②自分を客観視すること

自分の感情や考えを、紙に写すと、それらは言葉という「もの」になります。つまり自分とは関係のない他者になるのです。こうして物理的に自分と感情をわけることによって、感情をそこに記された「もの」として客観的に観察することができるようになります。

英語学習に身が入らない自分を客観的にみつめてみると、なぜ身が入らないのかが透けて見えてきます。改めてなぜ自分は英語を勉強しているのかを見つめなおすきっかけになると思います。

まとめ

  • 内面のデトックスをすることができる
  • 自分を客観視することができる

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