この記事は・・・
” 英語を始めて教える先生 “
” 良い先生の基準がわからないといった学習者さま “
に向けて記しました。
目次
1.Elicitation(生徒から答えを引き出すこと)
生徒様からレッスンの内容に関する意見や答えを引き出していくことで、インタラクティブなレッスンを実現することができ、生徒がレッスンに興味を示しているかや内容を理解しているかなどをチェックできる。
2.Make the lesson students-centered(生徒中心のレッスン)
講師と生徒様が話す割合は、8:2が理想です。
生徒様のインプットとアウトプットの時間を最大限確保すること。
3.CCQとICQ(生徒の理解度を把握すること)
TL(ターゲットランゲージ):そのレッスンにおいて、軸となる文章。
- 文法のレッスンにおける過去形の文章
- 提案や了承の意を含む文章
- 旅行に関連した単語
TLのMFP: Meaning, Form, Pronunciation, Function(意味、形、発音、機能)
- Formとは、文章を作る上での基本的な形式。
たとえば・・・Why don’t you apply for that job?→Why don’t you+Verb1(base form)動詞の原形となります。Why don’ t youは、fixed phrase(固定の表現)
- Functionとは、その文章を発する目的(提案、許可、禁止など)
May I go to the restroom?は許可を求める表現ですね。
CCQ: Concept Checking Questions(理解度を上げる、理解度をチェックする質問)
なぜCCQをするのか・・・?
- MFPやTLを生徒様がしっかり理解しているか確認できる。
- 講師が喋りすぎることなく、MFPを理解することができる。
TLが過去進行形の場合・・・
When my mother knocked the door of my room, I was doing workouts.
-Did I stop workouts when my mother knocked the door? -Yes.
-Did I keep doing workouts until my mother knocked the door? – Yes.
このように質問をしていくことで、文法項目の意味を解き明かし、生徒様の理解度をチェックしていきます。
ICQ: Instruction Checking Questions
- 英語で英語を教えるレッスン、特にグループレッスンでは今からどんなアクティビティをするのかを理解しないまま臨んでしまう生徒様がいらっしゃる可能性もあります。そういった状況を避けるために、Are we going to share travel experiences with your partners?といった質問をすることで、「指示英語」をクリアにするテクニックです。
4.Feedback(error correction)
褒めることはもちろん大事ですが、
- 間違いをそのまま流してしまうと生徒様の成長にはなりません。
- 講師が生徒様をしっかりモニタリングできているかどうかの指標にもなります。
5.Fluencyとaccuracy(流暢さと正確性)
レッスンにおいて、文法や表現、語彙の正確性にはもちろん留意するべきですが、流暢さに重きをおくことも非常に大切です。
日常生活においては、会話のリズムやテンポも非常に大切ですよね。たとえば、職場においてコミュニケーションが滞れば、効率性にも影響が出ますよね。
そのため、スラスラと話す練習もレッスンに含まれているかどうかも確認しましょう。
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