英語の教え方(クラスマネージメント編)
※自戒を込めた内容となっております。
生徒さんと信頼関係を築く方法、そしてどのように生徒さんが主体的に学べるようにしていくかをお話ししていきます
リードイン
リードインとは、レッスンの開始5-10分で生徒さんの関心・興味をレッスンに向けさせることです。
もし生徒さんがレッスンのトピックに心が動かない場合、レッスンへのモチベーションが上がらない可能性があります。
そこで生徒さんがどのようにレッスンが自分自身と関係していることだと感じ、関心・興味を感じるようにしていくのかご紹介させてください。
- トピックに関連した写真や動画を見せる
レッスンのトピックが「旅行の計画をたてる」の場合・・・
友達同士が旅の計画をしている写真をみせる
見せた後・・・
「きょうのテーマはなんだとおもう?」や「このイラストのふたりはなにをしているでしょう?」と聞きます。
生徒さんから「旅行のスケジュールを決めているのかな」など答えを引き出せたら、
先生は「どこの国に行きたい」や「その国に行けたとしたら、なにをしたい」と聞くことで、生徒さんがレッスンのトピックと自分自身を関係づけるようにしていきます。
トピックについて自分の意見や経験を考えさせることで、生徒さんの関心をレッスンに向けさせます。
テーマが旅行のような娯楽ではなく、環境問題のような社会問題でも生徒さんの関心・興味を引くことは可能です。
環境問題は、生徒さんとって身近な問題であることを表す数字や情報をみせることで関心を集めることはできます。
アイコンタクトと名前呼び
誰かが話を聞いているとき、その人が誰に目を向けているのかを聞いている人は意外と気にしているものですよね。
(私だけかな・・・)
心理学の研究によると、他人と信頼関係を築くうえで大事なことは・・・
目を合わせること、そして名前を呼ぶことであるとわかりました。
生徒さん一人一人と目を合わせ、名前を呼ぶことを意識しましょう。
楽しいレッスン=よいレッスンとは限らない
生徒さん同士の笑顔や会話が増えることはとてもよいことです。
ただ、盛り上がりすぎてレッスンの内容そして目的から大きく外れたりすれば、生徒さんが英語を身につけるのには難しいかもしれません。
生徒さん自身または保護者さまは、貴重な時間やお金を私たちに預けてくれています。
そのため、レッスン時間を最大限活用してアウトプットやインプットを繰り返していきましょう。
一方的ではなく、双方向的なレッスン
先生が一方的に話す講義のようなレッスンでは、生徒さんのアウトプットを促すことは難しいです。
自分たちがレッスンの出席者ではなく参加者であることを意識させるため
そして生徒さんのアウトプット量を確保するために
先生は、生徒さんがいまの英語レベルで答えられるような質問を投げかけながらレッスンを行うことをおすすめします。
特に、保護者さまのご要望で通わされている生徒さん、仕事で必要だから仕方なく英語を学ぶ社会人さんとレッスンをする場合は効果的です。
急かさない
初心者さんとのレッスンでは、アウトプットする際に沈黙の時間ができるかもしれません。
そんなとき先生はゆったりと構えて、生徒さんが考えをまとめる時間を辛抱強く待ちましょう。
どうしても間を埋めようと先生が話してしまいがちですが、生徒さんの成長を妨げてしまうことにもなります。
たとえば・・・テーマ「週末の予定をはなす」
生徒「I’m going to visit…」
先生「grandparents?」
生徒「Yes.」(いま言おうと思ってたのになぁ)
生徒さんが1文を自分の力で話しきる機会を奪ってしまうことになります。
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