英語・長文読解の勉強法(初心者・英検3級向け)
文章の始まりと終わりにマークを付ける
どの言語でも文章を読むときの基本は、1文がどこから始まって、どこで終わるのかを把握することです。
その理解をあいまいにしておくと、単語が際限なく続いてみえてしまい、読む気力が落ちてしまうかもしれません。
そこで、文章のはじめに「/」を書き入れ、終わりを示す「.」が見えたら「/」を入れることを習慣化すると、文章が読みやすくなると思います。
左から右にゆっくりと精読する
ひとつひとつの文の意味は理解できるのに、文の数が増えて長文や段落になると読み取ることが難しくなる生徒さんがいます。
そういう学習者さんに共通しているのは・・・
文章全体を見回して、こんなにたくさん英文が書いてある記事や段落なんて解るわけない!
と混乱しているということです。
「文がどこから始まって、終わるのか」を明確にしたうえで、
「左から右にゆっくり読んでいく」
当たり前のことと思われがちですが、日本語を読む速度で英語を読もうとすると理解が追い付かない可能性があります。
というのも、英語は日本語と180°違う言語なので簡単に読み進めることはできません。
意識的にゆっくり、意味をとりながら読み進めることが大切です。
たとえば、
John’s family gave him a present because he passed Eiken 3rd grade.
生徒さん
「John’s familyだから「ジョンの家族」っていう意味だな、次にgaveだから「あげた」だな、him a presentだから、「彼にプレゼントを」か」
のように左から右にゆっくりと読むことが大切です。
もうひとつは・・・
「Gaveがでてきたから、必ず目的語(~をあげた)が書いてあるだろうな」と
次はどんな単語が来るかを予想しながら読み進めることも大事です。
ポイント
- 左から右に精読する
- 次はどんな単語が来るかを予想しながら読む
主語と動詞に丸を付ける
英文を理解するうえで大切なことは、主語と動詞をまず見つけることです。
I made cookies with my friends last Saturday.
文の主語と動詞にチェックを入れる習慣をつけましょう。
この文の主語は「 I 」で、動詞は「 made 」です。
主語と動詞が明確になれば、文の骨格を把握できたことになります。
あとは「何を」や「誰と」、「いつ」などの情報を見つける必要があります。
3級以上になると文章がもう少し難しくなり、主語と動詞が複数含まれる複文が登場してきます。
I have a computer which my mother bought me for my birthday.
まずはすべての主語と動詞に丸を付け、慣れてきたら文の本当の主語と動詞(主人公の主語と動詞)だけに丸を付けるように練習していきます。
上の文章で、my mother boughtは、そのcomputerがどのようなコンピューターを説明している脇役であって、主人公ではありません。 つまり主人公の主語と動詞は、I haveとなります。