英検5級おすすめアクティビティ(先生向け)

英検5級は英検の入り口です。

英語学習を楽しみながらも、着実に5級レベルの4技能を身に付けていく必要があります。

生徒さんの興味・関心をひきながらどのようにレッスンを行っていくかをご紹介致します。

単語ゲーム

30秒間で動物、スポーツ、果物などジャンルにあてはまるものを一人一人順番にいっていきます。

「動物の場合」は・・・Elephant, Giraffe, Rabbit, Cowなどを順々に言っていきます。

英単語を自らアウトプットし、友達が言ったことをインプットすることで、単語量を増やすこと、単語がパッと浮かぶようにすることを目指します。

このゲームは時間制限があるので最後の5秒くらいからとても盛り上がります。

もし単語が浮かばない生徒さんがいた場合、先生がジェスチャーやイラストなどでヒントを与えてもいいかもしれません。

アレンジとしてボールを用意して、一個名前を言ったらボールを隣の人に渡す爆弾ゲームのルールで行ってみるのも面白いです。

作文ゲーム

英語の文型になれることです。

「だれが」「~する」「なにを」

と書かれた三つの袋を用意します。

「だれが」の袋には、IやYou、We、Theyを入れます。

「~する」の袋には、likeやspeak、play、makeなどを入れます。

「なにを」の袋には、baseballやmilk、chocolate、Englishなどを入れます。

つぎに生徒に必ず「だれが」の袋、「~する」の袋、「なにを」の袋の順番でひいてもらいます。

SVO文型になれてもらうためです。

たとえば、「We like chocolate.」といった文が出来たときに、

みんなで音読したり、生徒さんに単語の意味を聞いたりすると文章の型や単語の定着が進みます。

Chat GPTを活用する。

ChatGPTを使用したことはあるでしょうか?

私たちが知りたい情報について、AIがチャット形式で答えてくれるものです。

※答えてくれる情報が不正確な場合があります

ただ、私が「English sentences for beginners(初心者向けの英文)」と入力したところ、

  1. I am a student.
  2. The cat is black.
  3. My name is Sarah.
  4. I have a red car.
  5. She is my friend.
  6. We are going to the park.
  7. The weather is sunny today.
  8. He likes to play soccer.
  9. They are eating pizza.
  10. I can swim.

といった文章が生成されました。

また、「English sentences using the phrase “ be going to”」と入力したところ、

  1. I am going to the movies tonight.
  2. She is going to visit her grandparents next week.
  3. We are going to have a picnic in the park tomorrow.
  4. They are going to start a new job next month.
  5. He is going to buy a new car this year.
  6. It is going to rain later in the evening.
  7. We are going to travel to Europe next summer.
  8. They are going to celebrate their anniversary at a fancy restaurant.
  9. She is going to learn how to play the guitar.
  10. The team is going to win the championship this season.

と「be going to」を使用した例文を瞬時に作ってくれました。

先生が例文を考える時間や労力を省いてくれるツールです。

もちろん、先生は文法・表現が正確で自然であるかをチェックする必要はあります。

ロールプレイ

英検5級のリーディングセクション・大問2では、会話文の文空所補充がありますよね。

会話の返答として適切な文を選ぶ問題です。

その練習として、レッスンの中で買い物や誕生日会など状況を設定します。

セリフは、先生が生徒に質問をすることで引き出します。

たとえば・・・

先生「店員さんに何か聞きたいときは何て話しかける?いきなり~を探していますって聞く?」

生徒「ううん、あいさつする。Hello!とか」

先生「そうだよね!じゃあお客さんは何が欲しくてお買い物に来てるかな?」

生徒「そうだな・・・くるまのおもちゃ!」

先生「いいね!じゃぁ「わたし」って英語でなんて言う?」

生徒「うーん、「I」かな」

先生「Good job!じゃぁ「ほしい」ってなんていうかな?」

生徒「わかんない」

先生「ほしいは「want」ていうんだよ。「くるまのおもちゃ」はどうかな?」

生徒「toy car?」

先生「そうだね、一個かなそれともたくさん?」

生徒「一個だけ!だから・・・aをつけるのかな?」

先生「Excellent!じゃぁ全部繋げるとどうなるかな?」

生徒「I want a toy car.」

先生「Perfect!」

このようにスラスラといかないことのほうが多いと思います。

なるべく、生徒さんとコミュニケーションをとり、生徒さんが答えられるような質問をするといいでしょう。

状況を変化させたり、一部の単語を変えたりしながら、会話の自然なやり取りが身につくようにしていきましょう。