英検に落ちてしまったら・・・
生徒さん・お子さんが英検に落ちてしまうこともあるかもしれません。
時間をかけてコツコツとがんばっていても、報われないことは人生の中でありますよね。
そういった際の先生や保護者さまのお声がけしだいで、生徒さんやお子さんのマインドセットが決まると思っています。
どういった声掛けをしたほうがいいのかを共有できればと思います。
感情を吐き出させる
うれしさやワクワクといったポジティブな感情をガッツポーズや笑顔で表現するように、悔しさや悲しさといったネガティブな感情も泣くことや落ち込むことで表現させてあげるといいでしょう。
感情は一回感じ切ってしまうと、気持ちを切り替えやすくなります。
ただ、お子さんは先生や保護者さまからすぐに切り替えるように言われ、泣くのをやめることを無理強いされると、ネガティブな感情が心の中に根を張り、居座ってしまいます。
感情は感じようとして感じるものではなく、自然とわき上がってくるものです。
そのため、先生や保護者さまは感じた悲しみを否定するのではなく、受け入れてあげましょう。
感情を否定されてしまうと・・・
これからの人生で挑戦することを渋ってしまったり、自己肯定感が下がってしまう原因になる可能性があります
共感しつつも違う目線で
お子さまが英検に合格できなかったことを人生の終わりかのように悔しがる気持ちに寄り添うことはもちろん大切です。
それと同時に大事なのが、保護者さまが失望している様子を見せないことです。
お子さまが頑張って挑戦したことに対して、保護者さまが失望した様子を見せると、お子さまは保護者さまをがっかりさせてしまったと思い罪悪感を感じてしまいます。
保護者さまは余裕のある様子で、がんばったことを肯定し、そのがんばりは必ず未来につながることをお伝えしてあげましょう。
お子さんが困ったり、落ち込んだり、悩んでいたりするときに、どっしりと構えている方がお子さんに安心感を与えます。
私がそのような生徒さんに接する際に一番大切にしていることは・・・
「深刻に」ではなく、「真剣に」向き合うことです
取り組みを冷静に振り返る
ある程度感情が整理できたら、何がうまくできて、何がうまくできなかったかを客観的に分析する。
淡々と自分の取り組みを振り返ることで、次への改善点を考えていきます。
勉強でも問題を解いた後に答え合わせや解説を見て、なぜ間違えたのか、次はどうすれば間違えないで済むのかを理解して次の問題に進むことが大切ですよね。
「感情という主観的行為」→「分析という客観的行為」に切りかえるという意味でも効果的です。
つまり、「振り返る」という行為をしている中で、だんだんと気持ちが切り替えられていきます。