生徒さんの自主性をはぐくむ
受験だけではなく将来的に英語を使ってキャリアを切り開いていきたいというような生徒さんの場合、英語力を伸ばすだけでなく、生徒さんの自主性を伸ばしていく必要があります。
生徒さんは4技能の中でなにが得意で、苦手か、得意なスキルをより伸ばし、苦手なスキルを補うためにどういった学習をしていくかをしっかりと考えることが大切になってきます。
レッスンでどのように生徒さんの自主性を育むかについてお話していきますので、お付き合い頂けたら幸いです。
レッスン内でのコミュニケーション
レッスンは先生がプランニングし、アクティビティを用意し、生徒さんに行ってもらうという先生が主導して行うものです。
そのなかでどう生徒さんの自主性を発揮してもらうのか。
それは生徒さんにレッスンやアクティビティを振り返ってもらうことです。
生徒さんに対して、今日のレッスンの難易度はどうだったか、アクティビティの進め方は分かりやすかったかどうか、アクティビティは難しかったかどうかを質問してみましょう。
もしレッスンやアクティビティが難しかったり、楽しくなかったりした場合は・・・
「どうしたらもっとアクティビティを行いやすかったかな?」や「どんなふうに変えたらもっと面白そうになるかな?」と質問をすることで、生徒さんが自分はレッスンのお客様ではなく参加者であるという自覚を促すことができます。
こういった質問をすることは、生徒さんの自主性を育てるだけでなく、先生のレッスンやアクティビティを改善するためのきっかけにもなります。
真摯にフィードバックを受け取り、より良いレッスンを提供できるように改善していきましょう。
自主学習に向けて
より高いレベルの英語力を身につけたい場合、レッスンだけでなくレッスン外でどのように学習するか、そして自分の目標に向けて強みと改善点を把握することが非常に大切になってきます。
1~2週間ごとの目標
1カ月後の目標
3カ月後の目標
6カ月後の目標
1年後の目標
学習計画・目標を決める
その目標から逆算してどのような学習が必要かを生徒さんに考えて計画してもらいましょう。
その学習計画や目標が、生徒さんの今までの学習習慣や英語力から現実的ではない場合は先生が軌道修正をするためのアドバイスをするといいです。
生徒さんは目標の決め方や学習内容の選定が難しく、時間がかかる可能性もあります。
先生は、「今の~さんだったら、3カ月後には英検~級を目指せると思うよ」や「この教材を使ってみよう」、「このサイトでリスニングやリーディングを行うことは効果的だよ」と提案してあげるといいです。
ただ、最終的には生徒さんが自分で選び、納得して決めたと思えるようにしてあげましょう。
目標期間が過ぎた後
学習を継続できたか、学習内容はどうだったか、これからも学習し続け、成長速度を増すためにはどうしたほうがいいかを考えてもらいます。
目標は、学習の進行度合いによって上方修正や下方修正をしていく必要もあるかと思います。