生徒さんとの関係を構築するための秘訣
英語の先生のお仕事は生徒さんの英語力を上げることにあります。
ただ、対人のお仕事ということもあり、英語の先生と生徒という関係の前に人として、お互いの信頼関係を構築することがとても大切です。
どのように関係性を作っていくのかについてお話していきたいと思います。
生徒さんの英語とのかかわりについて質問する
生徒さんの英語力や英語学習について理解を深めるようにしましょう。
- 現在の英語力がどのくらいか
- 得意スキル・苦手スキルはどこか
- 英語のレベルを短期・長期的にみてどのくらい伸ばしたいか
ヒアリングしたうえでレッスンに臨むことができれば・・・
先生がしっかり理解してくれたうえでレッスン・コースを組み立ててくれているという生徒さんの安心感や信頼につながります。
また、先生は生徒さんの英語学習に関する苦労を身をもって知っていることが多いと思うので、理解・共感を示してあげることが関係を作っていくうえでとても大事だと思います。
生徒さんのことを知る
生徒さんの性格や趣味、将来の夢など質問してみましょう。
性格を知っていれば、生徒さんが問題の答えに困ったときなどにどういう対応をすればいいのかがわかりますし、レッスンプランでも生徒さんの性格を考慮し、こういう風なリアクションをするだろうなと想像しながら構築することができます。
たとえば・・・
- ヒントなしで問題を解きたい生徒さんなので、その性格を尊重してまずは見守る
- 恥ずかしがり屋さんなので、あの生徒さんとペアでアクティビティを行ってもらう
- 生徒さんがWBCに熱中しているので、英語で野球について質問する
聞く際には、笑顔で頷いて、傾聴をするようにしましょう。
自分が話している際に相手がどのような態度・表情で聞いているかを気にしてしまいますよね。
特に関係を構築している段階では、この先生はどういう人なのかなと評価をしているので、聞くときのふるまいには気を付けたほうがいいです。
ここで大切なことは先生自身のことも話すことです。
生徒さんは先生のバックグラウンドに興味を持っていることが多いです。
先生が「お休みの日になにをしているのか」や「ペットはいるか」などを話すことで、生徒さんの緊張や不安がほぐれていくのをたくさん経験してきました。
※プライバシーを尊重したうえで質問をしましょう。
世間話をする
レッスン前やレッスン後に、他愛のない話をするといいでしょう。
「最近あついけど、熱中症は大丈夫(ですか)?」や「このまえ言っていた花火大会はどうだった(どうでしたか?)」
自分に興味を持ってくれていると感じたとき、好感を持ってくれていると感じたとき、その人に対して信頼・安心を感じることを心理学用語で「好意の返報性」といいます。
レッスン前に世間話を少しすることでレッスンに入る前のウォーミングアップ(心の準備)になります。
その日に先生とすでにコミュニケーションを重ねているため・・・
レッスン内で英語をアウトプットする際の恥ずかしさ・不安が軽減します。