チャンクとタスク・ベースド・ラーニングのお話

チャンクを学ぶことの効果

チャンクを覚え練習して使えるようになると、日常生活で遭遇するさまざまなシチュエーションに英語で対応できるようになります。

たとえば、相手に依頼する表現「Can you~, please?」や「Could you~?」、「Do you mind ~ing?」というチャンクを身につければ、「~」に違う単語をいれるだけで、学校であろうとお店であろうと職場であろうと、場所を問わず様々なシチュエーションで「お願い事をする表現」を使うことができます。

例)

Can you pick up my eraser, please?(私の消しゴムを拾ってくれますか?)

Could you turn off the air conditioner?(エアコンを消していただけますか?)

Do you mind checking my report?(私のレポートをチェックしてもらってもいいですか?)

そのため、「チャンクを身につけること」は、当スクールが大切にしている「実際の状況で英語を使える力を身につける」と密接な関係にあります。

具体的にどのように身につけるか?

当スクールのもう一つのコンセプトである「タスク・ベースド・ラーニング」です。

テストでは文法を覚えて正しく使えることが大切です。しかし、実際の状況ではパッとスラスラと使える即興力や流暢さも大事になってきます。

そのため、タスク・ベースド・ラーニングでは生活で遭遇するようなシチュエーションコミュニケーションのゴール(お店での注文や旅行の計画など)を設定し、インプットとアウトプットを数多く行うことで実践力を養っていきます。

旅行の計画では・・・

「どこの国・地域」

「なにをする」

「どこに泊まる」

「何を食べる」

「お土産は何を買う」

「何を持っていく必要がある」

をアウトプットしていきます。

その日に学ぶチャンクが「I want to~.」(~したい)や「How about~ing?」(~するのはどう?)、「I need to~.」(する必要がある)とします。

タスクを実践する前に、「プレ・タスク」といわれる準備段階があります。

プレ・タスクではこれから自分が何を話すかやどんなことを今日学んだかを振り返り準備をします。

不安があるお子さまでもこの時間をつかって先生のサポートを受けながらしっかりと用意することができます。

タスクの段階では、自分の意見だけではなく、お友達の意見に対してしっかり反応することも大切です。

「How about eating sea foods?」(海の幸を食べるのはどう?)

「Good idea!」(いいね!)や「This idea is not for me.」(あんまりかな)など

返答することで、一緒にコミュニケーションを作り上げていきましょう。

フィードバックの段階では、生徒様のがんばりを承認し、文法や単語・表現の使い方で改善できる箇所があった際は正しく英語を使えるように生徒様と一緒に直していきます。