留学で感じたこと①

練習でできないことが本番でできる!?

「練習でできないことが本番でできるのか!」と部活動の顧問の先生が言うのを一度は聞いたことがあるかと思います。

私はフランスに留学中にヨーロッパでは大人気のスポーツ、ハンドボールを体育でやっていました。

練習段階では、ボールを思いっきり蹴飛ばして遊んだり、アクロバティックなシュートを打ってみたりと休み時間のような感じでした。

何より驚いたのは、それを見て怒らない先生。。。

そして、試合の時間になりました。

その後見た光景は・・・

チームメイトは、どういうプレーをするか、こうなったらあういうプレーをしてほしいなど、部活や実業団の選手のように真剣にコミュニケーションを取りながら全員がプレーし、アクロバティックなシュートの代わりに、基本に忠実なきれいなジャンプシュートを決めていました。スポーツが苦手な子もプレーできるように、運動神経が良い子が相手を二人や三人ひきつけてから苦手な子にパスを出し、その子がパスを決める。そして、しっかりハグやハイタッチでお互いを認め合う。異なる個性がお互いに協力しながらスポーツをする瞬間が数多く見受けられました。

その体育の時間後、私が感じたのは以下のとおりです。

・「スポーツは楽しむもの」という文化が日本より浸透していること。

・エネルギーの配分を理解している。

私達は100%のエネルギーを、人生の様々な項目に割り当てなければいけません。英語勉強、仕事、学校、人間関係などを常に100%のちからで行うことは難しいですし、数日は続いたとしてもそのうちにガス欠してしまいます。もしかしたら、自分は100%でやっているつもりでも、無意識に30%や50%になっているかもしれません。

英語学習者の中でも常に100%の力で、私生活、英語勉強、仕事に取り組むなければならないといった感覚に陥っている方もいるかと思います。それというのも、twitterの英語アカウントを見渡すとそのような方たちばかりなので、自分もこうあるべきだという思考に陥っているのだと思います。

そういうときこそ、「マイペース」という言葉を思い出しましょう。

私たちは、ひとりひとり置かれている状況も違いますし、性格や気質、能力、好みなどありとあらゆる点が異なっています。

みんなが支持するような学習法でも、自分には合わないならやらなくていいんです。

自分と他人を断ち切って、マイペースに舵を切ってみてはいかがでしょうか?

・お互いの個性を認め、妥協点や解決策を探るために話し合うこと。